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住宅の性能についての考察

性能の話

● 命を守る為に必要な性能   【耐震性能・耐風性能】
● あるといい性能     【気密性能・断熱性能・耐火性能】
● 環境を考えるとほしい性能【気密性能・断熱性能・耐火性能】

「性能」にも 必要な性能と贅沢な性能があります。
必要な性能の代表は命を守る、「耐震性能」「耐風性能」「防水性能」など安全に関する性能です。
テレンス・コンラン卿は著書の中で
「ど のような【生活スタイル】をもってしても住む家として求められる基本性能の安心が提供されなければ、自分のスタイルを表現する為の装飾を楽しむ事など出来 ないであろう。」と言っています。継承される住宅に於いても 安全であることが保証されなければ継承されません。100年経った住宅でも安全が確かめられ れば住宅の価値がなくなる事はありません。

それに対し耐火性能や、夏涼しくて冬暖かい家を求めることは「贅沢な性能」とされています。
し かし、2×4工法だと、軒天や破風を12mm以上のサイディングで多い、内部の石膏ボードを3mm厚くするだけで準耐火建築とすることが出来るので、贅沢 と言うより、火災のためにも確保したい性能ですし、夏涼しくて冬暖かい家の温熱環境を考えることはむしろ環境面からも「必要な性能」と考えます。
約30年前、カナダ政府はR2000仕様住宅という省エネルギー対策に有効な住宅を積極的に提案し、自国で伐採された木材を無駄なく使い切り、植林による森林保護までを管理運営するという一連のサイクルを確立してきました。
現在、地球温暖化が叫ばれCO2の排出量からライフサイクルアセスメントの輪の中で住宅を考えると、R2000仕様のように断熱性能が高くエネルギーロスの少ない木造住宅でさえ、最低30年間継続することで破壊した環境を取り戻す計算がようやく成り立つことが解りました。
つまり、環境に貢献する築30年以上の住宅を建替えることは環境破壊とイコール(=)であるということなのです。
このように 火災に強い・断熱性能が高い・気密性が高いなど一度施行すると、劣化しにくいものは、新築時に対応することが最も重要で、最もコストを下げることができます。

建図宮崎は2×4だけと思われがちですが、耐震性・耐風性・気密性・耐火性など性能とコストのバランスを一般住宅で実現する方法として 
建築基準法告示1540号のルールを遵守し木造住宅を造っています。
その考え方は、木造住宅に水平方向に働く地震や台風の力を柱ではなく【壁面】で受けるという考え方を持っている点が最も優れています。

壁の重要性を認識した木造住宅は2X4工法並みの耐震性を確保することができるます。
ただし、現在輸入されるカナダの2x4材は材料一本一本に樹種強度など数値として示してあり、建物の強度を科学的に立証することが出来ますが、国内産の材料ではまだ一般的ではありません。
また、気密性や準耐火建築・耐火建築にも対応しているなど、コストと性能のバランスを考え、
最もお得で【住宅の安心】を最優先に選択するお客様の要望に応えた結果、2×4工法の家が多くなったというわけです。


2010年01月11日