3階建ての2X4住宅を実大振動実験してみました

この実験では、阪神・淡路大震災時に神戸海洋気象台で記録された地震波を、データに基づいて三次元的(横<X・Y>方向と 縦<Z>方向の揺れ)に再現しました。神戸海洋気象台で記録された地動加速度※1である818gal※2(阪神・淡路大震災における最大地動加速度)で加 振したこの実験で、3階建てツーバイフォー住宅はほとんど損傷もなく、優れた耐震性能を証明しました。また協会で策定した家具の転倒防止策の効果も検証できました。
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▲2度にわたる加振後の実験建物。転倒防止策を施していない家具は大きく移動したものの、外壁および室内に大きな損傷は見られなかった。 |
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さらに続けて、大きな余震を想定して、記憶に新しい新潟県中越地震の際、川口町で観測された地震波(2,036gal)を実験建物に加振しましたが、もちろん倒壊等には至らず、高い安全性が確認されました。
※1 地動加速度は、地震の大きさの指標となるもので、地震による地表面での加速度を指す。
単位はgal(ガル)で表示
※2 gal(ガル)は、加速度の単位。1gal=1cm/sec2
■特別インタビュー 3階建て振動実験を振り返って
今回の実験およびデータ解析をご指導いただいた信州大学の五十田博准教授を当協会技術部会長・河合誠が訪ね、実験の意義、これからの課題などについてお話を伺いました。

▲五十田博准教授- ・地震被害調査を通じて木造の性能向上を実感
- ・3階建て振動台実験でも高性能が実証された
- ・今後は具体的な説明材料として倒壊限界の解析・検証を
- ・仕上げ材、金物の効果も今回の実験で検証
- ・実際の建物は、等級1でも阪神淡路級の地震にも耐えるはず
- ・地震動に関してはとにかく力で耐えることが重要
- ・変形性能に優れるツーバイフォーはさまざまな展開が期待できる
2011年06月26日





